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スナメリってなあに?
クジラ目 ハクジラ亜目 ネズミイルカ科 スナメリ属 スナメリ
英名を Finless porpoise といいます。
日本は、クジラとイルカに分かれますが、英語では、whale、porpoise、dolphin に分かれます。
porpoiseとは、ネズミイルカの仲間のことを指します。
つまり、スナメリとは、Finless(ヒレのない)ネズミイルカです。
スナメリとは、日本の周りにすむクジラの中で一番小さなクジラです。
身体の大きさは、人間の大人と同じくらい。頭が丸く、背びれとくちばしのないのが特徴です。
呼吸は、1分に1回程度。長くても5分くらいしかもぐっていられないようです。いきつぎは一瞬です。
イルカとクジラは、どこが違うの?
動物学的に、クジラとイルカに違いはありません。
クジラは、ハクジラとヒゲクジラに分けられ、ハクジラのうち4m程度より小さものをイルカと呼んでいます。
イルカとサカナを一目で見分ける方法は?
イルカとサカナを一目で見分けるには、尾ビレを見ます。
サカナの尾ビレは縦に付いていて左右に動かしますが、イルカの尾ビレは水平に付いていて上下に動かします。
スナメリは、日本一小さなクジラ?
スナメリは、20年ほど前は世界一小さなクジラと言われている時期もありました。
国立科学博物館の海棲哺乳類鯨類図鑑によると、ネズミイルカの大人は、1.4-1.7m。
スナメリの大人は、1.4-1.6mです。
調べた限りでは、明らかに日本沿岸に生息する小さなクジラは、この2種でした。
よって、プロジェクト夢鯨では、スナメリを日本一小さなクジラに認定いたしました。
スナメリの鳴き声は?
スナメリは、ものを見るために超音波で鳴きます。そのため、普通の方法では、スナメリの鳴き声を聞くことが出来ません。特別に、人間の耳で聞けるようにしたスナメリの鳴き声をここで聞くことが出来ます。
検見川の浜とスナメリ
東京湾内でも、年に数回の目撃情報が上がっています。
ここ、検見川の浜でも、最近では2007年夏にスナメリが目撃されています。
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